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2012.1.31    平成23年度総括

ではこの生徒の灘高受験について書きます。

中学3年生の4月に引き受けた時には、英語はもう完全に灘高合格
レベルでした。しかし残りの数学、理科、国語は今一つでした。とても
1年間では無理というレベルでした、並の家庭教師では。でも私なら
何とかなると思いました、私で無理なら他のどんなプロ家庭教師が
指導しても無理であろうと。

英語は20年分の過去問をコピーして渡しました。自分のペースでして
内容を完全に理解して、暗記するように指示しました。もちろん質問が
あれば受け付けますと。

さて残りの3教科をどの様に指導しようかと考えました。この生徒は
小学5年生の時に日本に来たので日本語力が他の灘高受験生と
比較して少し弱かったのです。だからと言って国語に力を入れれば
肝心の数学の時間が取れない、さあどうしようか?

2012.1.31    平成23年度総括

やはりまず力を入れなければならないのは数学です。過去問を
丁寧にやっていく事にしました。この時に気を付けたのが、設問
の文章の意味の把握です。日本語力に少し難があるので、正解
になった設問の文章を含め、間違えた設問の文章の意味の把握、
そしてその文章中に出てきた単語(主に、助詞や助動詞の微妙な
ニュアンスの違い等)を丁寧に説明しました。英語の文法との比較
がこの生徒には有効でした。こういう事は複数科目を指導出来る
一流のプロ家庭教師にしかできません。

その時に暗記しなければならない文法を徹底的に説明しました。
単なる暗記ではなく、点に結びつく暗記方法を披露しました。

また、数学や理科の理系の先生方が良く使う文章のパターンを説明し、
こういう時には分かりにくいかもしれないが、このように解釈しなければ
ならないという事を灘の過去問を通じて説明しました。

2012.1.31    平成23年度総括

夏休みには週2回にして頂いて、数学、理科、国語の三教科の
過去問を徹底的に演習しました。数学は数学onlyの指導で、理科
は設問の文章の意味の把握という日本語の勉強と理科の教科の
勉強と半々でした。国語は文章の読解力の底上げが中心でした。

夏休みが終わって、塾の最初の模試で灘クラスの中で数学が2位
になりました。英語の勉強時間が減ってトップ5から落ちたのは残念
でしたが、これで目途が立ちました。

あとは4教科バランスよく指導することを心掛けました。英語の過去問
もコピーして渡してあったものから、まだ手を付けていないものをしま
した。その際、分からない単語や熟語がある文章を読み方、読解の方法
を説明しました(これは企業秘密ですが)。

そして2月合格してくれました、プロ家庭教師面目躍如です。

2012.1.29    平成23年度総括

SATの数学の試験は数学特有の言い回しの英語表現にさえ慣れれば、
そんなに難しくはありません。

そうなると一番の問題は灘高での成績を上げることでした。今までの
受け身の勉強ではなく、自分で考え予習しないといけないと言いました。
すなわち予習の段階で次の授業の内容を完全に理解することが大事
だと。理科や社会だと文章を読んで内容を理解し、何が重要かを自分で
考える、そして何を暗記しなければならないかを自分で考える、この作業
を丁寧にすれば、日本語の読解力が確実に上がると教えました。日本語
の読解に多少の難がある生徒だったので。

そして授業は自分の理解が正しかったことを確認する場にすること。理解
が不足していたらその場で理解を完全にすること。暗記が不完全であれば
その場で暗記を完全にする事を勧めました。ただこの勉強方法を実践できる
生徒はほとんどいません、私はプロ家庭教師の経験からこの生徒なら、実践
できると感じました。

結果はこのブログで述べている通りです。

2012.1.27    平成23年度総括

最後にエール大学に入学した生徒について。9月入学なので
平成23年度総括に入れてもよいかなと思っています。

まず、私はその学校に合格するにあたり具体的に教科を教えていない
場合には指導実績には入れていません。すなわち、中学受験で進学校
に入学した生徒達に中学校、高校での勉強の仕方や方針、大学受験
に向けての心構え、センター試験対策等の説明をしただけでは指導実績
には入れていません。これを入れると大学受験の合格者の数が多すぎて
ホームページを見てくださる人たちに誤解を与えると考えているからです。
これはプロ家庭教師の義務だと考えています。

でもエール大学に入学する生徒は非常に少数なのでこの生徒の受験
の仕方やこの生徒をどのように指導して灘高校に合格させたかが参考に
なる人も多いと思いここに書く事にしました。

2012.1.27    平成23年度総括

灘高に合格する前のことは後で書くとして、合格した後のことを
まず書きます。

アメリカの大学に入学するためには英文のSATの試験を受験
しなければなりません。もともと英語の力はある生徒だったので
英語はそんなには心配していませんでした。ただnativeの感覚が
ないと非常に難しい試験と言えます。nativeに知人がいるなら、
その人達と連絡を密にする事を勧めました。毎週英語でメール
(出来れば毎日)をやり取りする事を進言しました。このように
私はすべての大学、学部、教科に対して指導、対策が出来る訳
ではありませんが、プロ家庭教師の経験と人脈でその生徒に
対するベストのアドバイスが出来るように日々努力しております。

一般にハーバードやエールの学生が東大や京大の英語の入試問題
で高得点が取れないことは知られていますが、その逆はあまり知られ
ていません。東大生でもnativeの感覚がない人はあの長文の問題を
短時間で解いて高得点を取ることは不可能でしょう。

2012.1.26    クラブ活動

先日クラブ活動を頑張っている高校2年生の授業に行ってきました。

忙しいクラブ活動やインフルエンザ感染でしばらく授業が出来ず、
今年2回目でした。明らかに40度近い発熱の影響がありました。
よほど勉強をしている生徒でなければ、高熱を出した後はその
時点で勉強していた事項を忘れます。この生徒もその例に漏れず、
見事に前回勉強した事項を忘却していました。

そこで予定を変更して、前回の復習を中心に授業をしました。前回に
した問題と宿題を丁寧に説明し直しました。そして少しだけ、先に進み
新しい宿題を出しました。

この様に、生徒の体調や定着度に応じて臨機応変に授業内容を変更
することは学生の家庭教師には出来ません。私のようなプロ家庭教師
でないと。

2012.1.25    平成23年度総括

そして2次試験の面接です。リスニング能力は高い生徒なのでこちらの
試験は最初から手ごたえがありました。

面接の最初のパッセージでの演習の時、なかなかうまく音読が出来なく、
また質問に対してすぐに反応出来なかった事に対して本人は自信がない
と言っていましたが、こんなことは1次の筆記試験の時と比較しても全然
たいしたことはありませんと慰めました。

面接に対する対策は簡単でした。パッセージの文章をお母さんの前で
毎日5回読むこと、ただそれだけでした。それも早く読むことではなく、
正確に読むことを心掛けてくださいと注意しました。一般の方の中には
これだけで面接対策になるのか?と疑問に感じられる人もいらっしゃる
と思いますが、プロ家庭教師の経験から言わせて頂ければ、これで
十分なのです。

2012.1.25    平成23年度総括

次の授業の始めに宿題はどうでしたか?とその生徒に聞くとお母さん
に毎日10回読まされたとぼやいていました。まあ、これは想像の範囲
内でした。

そして面接の演習を次のパッセージでしてみました。私の考えていた
通り文句無しの合格点でした。本人は音読を繰り返すだけでどうして
こうなるのか納得できない様子でしたが、音読をすることで自分の声
を耳から聞くことになり、何度も読むことで英語が考えなくても反射的
に口から出てくるようになるのだと説明しました。さすがプロ家庭教師
とその生徒が言ってくれました。

この演習を何日か実践して面接試験は満点に近い点で合格してれました。
これで同志社国際中に入学して、ご両親の望むクラスに入れる可能性が
高まりました。

2012.1.24    平成23年度総括

普通に勉強しててはとても合格しません。幸いなことに指導法を
考える時間はたっぷりありました。プロ家庭教師の腕の見せ所
でした。

単語や熟語だけを暗記させる時間も文法を説明して演習させる
時間もありません。まず英検準2級の問題に慣れる事と時間配分
が出来るようにすること事を優先しました。

リスニングはアメリカへの修学旅行やイギリスへのサマースクール
のおかげで何回かリスニングの過去問をやらせるだけで準2級の
問題に慣れてくれました。

筆記の前半の単語、熟語や文法の問題を制限時間内にやらせ、その
間違えた問題を中心に準2級によく出てくる単語、熟語、文法問題の
レジメをその場で作り、説明してそのレジメの5回書きを宿題にして
FAXでその書いたものを私の自宅に送信させました。

2012.1.24    平成23年度総括

出来るだけ暗記の量が減るように本当によく出題されるものに
絞ってレジメを作成しました。それでも半分も暗記が出来ていない
状況が続きました。

でも過去問を続けていくうちに、これは2回目の間違いですね、
3回目の間違いですねと同じ単語や熟語や文法問題を間違えて
いくうちに私が作成したレジメを暗記しさえすれば、合格できると
確信できたようで暗記に段々と力が入ってきました。定着率が
5割、6割と上がってきました。

そして準2級の筆記試験何とか合格してくれました。その時、
中学受験を諦めた時点から通っていた英語塾の先生たちに
「え!、合格したんですか?」と言われたそうです。英語塾の
先生からは合格可能性は「0%」と言われていたそうです。
後でお母さんがおっしゃっていました。プロ家庭教師の
面目躍如です。

2012.1.23    平成23年度総括

そこでお母さんと相談しました。その生徒は内部進学がある小学校に
通っていたので、内部進学をけって中学受験をするか内部進学に切り
換えるかを。

悩んでいるうちに学校が8月にイギリスでサマースクールを急遽すること
になったとお母さんから連絡がありました、それも4週間。これで決まりま
した、内部進学に切り換えることに。

そうなると私には別の難題が発生しました。同志社国際中に内部進学を
確定させるには英検準2級に合格させなければならないのです。サマー
スクールから帰ってきてから10月の英検の1次試験まで1か月半、3級
に合格したのが4年生の時で1年半英語の勉強はほとんどやってこなかった
とのこと。形容詞の比較級の知識もあやふやでした。しかし、これを克服して
こそプロ家庭教師だと思い、ひたすら勉強方法を考えました。

2012.1.22    平成23年度総括

次に同志社国際中に内部進学した生徒について。

この生徒は5年生の秋に以前指導した生徒のご両親からの紹介で
指導が始まりました。ただ秋と言えば例年私の指導スケジュールは
一杯でその時もスケジュールの変更がどうしても出来ない状況でした。
そこで指導が休みの日(通常私の休日は平日のなかで1日だけです。)
に週一回で指導が始まりました。一般的には一流のプロ家庭教師に
秋口に依頼する事は無理ですが、推薦入試を担当していた時には
その秋口にスケジュールが空く事があります。

幸いその年は高大連携入試で滝川高校から立命館大学への進学が
内定している生徒がいました。その立命館大学への進学が確定する
12月下旬から週2回で指導することが出来るようになりました。

2012.1.22    平成23年度総括

この生徒の特長は何と言ってもまず勉強の体力が無いことでした。
1時間勉強するともう疲れているのが横から見ていて明らかでした。
そこで休憩中にその生徒が興味を持っている事柄に関して雑談をし、
その雑談にしても出来るだけ勉強に役に立つ事項を選びその生徒の
やる気を少しでも長く保つ事が出来るように工夫をしました。こういう
工夫ができる事がプロ家庭教師の条件の一つです。

少しずつですが勉強の体力が付いてきました。すると塾の成績も
徐々に上がっていきました。そして6年生の5月に塾の模試で
偏差値65が取れました。第一志望校が星光学院中と聞いていた
のでこれでいけそうだなと手ごたえを感じました。

ところが6月の学校の修学旅行が問題でした。アメリカに1週間行く
事になっていたのです。1週間の旅行でも私の授業は10日間出来ない
状況でした。日本に帰ってからも時差ボケがなかなか抜けず、そして
体調を崩してしまいました。7月の塾の模試ではでは目も当てられない
成績になってしまいました。

2012.1.21    英検

英検準2級を受験する中学2年生の授業に行ってきました。

ようやく制限時間内にできました。まだ少し合格点には届きませんが
着実に点は伸びています。合格する可能性は5分5分というところで
しょうか。最後まで私の指示を守ってくれる素直な生徒なので私は
期待しています。

このように少し高い目標でも具体的なもので努力すれば届くかもしれない
と考えることができれば生徒は伸びるものです。プロ家庭教師の指導法
の一つです、絶対に合格するとはもちろん言えませんが、具体的な目標
設定をして何人もの生徒を少し難しいと思える試験に合格させてきました。

2012.1.21    平成23年度総括

平成23年度受験の総括をしたいと思います。この中で私の、プロ家庭
教師の指導法の一端を理解して頂ければ幸いです。

まず、甲陽学院中を失敗して西大和学園中に合格した生徒について。
この生徒は1年9か月指導しました。優秀な生徒で星光学院中が志望校
とお母さんがおっしゃっていたのでこれなら何とか届くだろうと思ってい
ました。着実に実力を付けてくれて、手ごたえを感じている時に志望校
が甲陽学院中に変更になりました。さあ、これは気合を入れなおして
頑張らないといけないと思いました。まず6年生になるまでに甲陽クラス
に入ることが出来ないと話にならないので、理科算数の授業に一層力を
入れました。

そうするうちに何とか甲陽クラスに入ることが出来ました。ところが甲陽
クラスに入る事は出来ても塾の宿題やテスト直しがなかなか完全には
出来ない状況になりました(宿題の量が多く、テストも毎週ときには週に
2回あるからです)。

2012.1.21    平成23年度総括

塾の宿題をこなし、テスト直しも完璧にするためにご両親は回数を
週2回にしてくださいました。

そうなると、こちらとしても指導方法を再考しなければなりません。
それまでも質問のFAXに対する回答は送り返していましたが、
あまりに量が多い時にはお母さんはFAXを送るのを躊躇して
おられました。それを送ってもらう事にしました。多い時には30枚
になる事もありました。その質問を1回2時間の授業時間内にすべて
分かりやすく説明することは不可能だったので、すべての質問に
対する解説を出来るだけ詳しく書いたレジメを作成しました。作成
するのに2,3時間で済む時もあれば、6,7時間かかる時もありました。

そして質問のFAXが届いた時が授業の前日の夜になる事もしばしば
でした。そうなるとほぼ徹夜という状態になりました。しかし、これを乗り
越えてこそプロ家庭教師と言えます、ひたすら努力です。

2012.1.21    平成23年度総括

その作成したレジメをもとに質問に対する解説をしていきました。
そうすると今までの授業の時と比べて倍ぐらいのペースで解説
が出来ました。その日の授業のうちに説明出来なかった問題に
ついては作成したレジメを置いていって、自分で勉強してもらい
ました。もちろんそのレジメが理解出来ない時は再質問のFAXを
してもらいました。そしてもっと詳しい解説のFAXを送りかえしま
した。

そうこうしているうちに質問の量が少しずつ減っていき、1回2時間
の授業時間内に完全に解説が出来るようになり、さらには余った
時間に過去問をする事も出来るようになりました。これがプロ家庭
教師の楽しみの一つです。生徒の実力が付いていく過程を目の
前で見ていく事が出来るのです、本当に楽しいですよ。

2012.1.21    平成23年度総括

そうなると、どんどん実力が付き甲陽判定模試の結果も最初はC判定
だったものがB判定になりA判定になりました。その後も弛まぬ努力を
続けて私の感触でも合格できるだろうという処まできました。

ところが本番の入試では前受けの岡山伯陵中と第二志望の西大和
学園中には合格しましたが、甲陽学院中には不合格でした。本当に
入試は怖いですね、いまさらながらそのことを実感しました。しかし、
気持ちの切り替えの早い生徒で大学入試で甲陽学院中の生徒に
リベンジすると言ってくれました。

プロ家庭教師をしている私も甲陽学院中の入試に失敗し、京大法学部
に現役合格しました。できれば京大以上の難関大学に合格して欲しい
ですね。

2012.1.19    英検

英検準2級を受験する中学2年生の生徒の授業に行ってきました。

受験まであと3日、少しずつ内容は良くなってきています。もちろん
中学2年生で高校2年相当の準2級を受験する訳ですから、楽では
ありません。でも何とか合格の可能性が見えてきました。この可能性
をわずかでも上げることが出来るように最後まで頑張りましょう。私も
宿題やレジメの内容をちょっとでも工夫をして手助けをします。

お兄ちゃんがインフルエンザにかかったのでうつらないことを祈って
います。

2012.1.16    クラブ活動

昨日クラブ活動を頑張っている高校2年生の今年初の授業に行ってきました。

この生徒はクラブ活動が非常に忙しく、授業は午後9時からとか、9時半
からとかになることが多い生徒です。午後10時からというのもありました。
また授業がキャンセルになる事も多く当然勉強時間が少なくなり、出来る
だけ短い時間で効率的に勉強ができるように私はプリントやレジメを用意
して授業に臨む事が多いです。

定期試験で点を取るためには、試験期間中早く学校から帰って来れる時が
勝負です。テスト範囲と生徒の苦手分野と学校の先生がテストに出ると
言った事項の確認を毎回丁寧にして、最小限の勉強で点を取らせる、
まさにプロ家庭教師の腕の見せ所です。

でももう少し時間が取れればもっと点を取る事が容易になるのですが..........。

2012.1.15    英検

先日英検準2級を受験する中学2年生の授業に行ってきました。

前回の授業でリスニングが3級の時と比べたら、断然難しいと弱音を
吐いていたのでリスニングが少しでも分かるようにするための対策を
授けました。その結果が出るか楽しみにしていましたが、見事に6割が
取れ本人も少し自信ができたようでした。

その方法は特に秘密にするほどのものではないので、ここに書きます。プロ
家庭教師として優秀な人であれば誰にでも指導出来ることです。リスニング
は確かに聞き取りの能力ですが、発声と密接に関連があります。英検のリス
ニングに関して言えば、自分の受験する級のリスニングの本文を声に出して、
人の目前で早く読む練習をするのです。一つのパッセージにつき5回ぐらい早
く読むのです。これを何度も実行すれば、驚くほど聞き取りの能力が上がりま
すよ。ただ、知らない単語の聞き取り能力はそんなには上がりません。

2012.1.13    直前授業

甲陽学院中学を受験する生徒の最後の直前授業に今朝行ってきました。

今回は理科と算数、本人が最も苦手とする分野の問題を両科目とも
してもらいました。合格点は何とか取れましたが、想像通り苦戦して
いました。点数に関係なく、苦手の問題のそれぞれのタイプに対して、
もう一度基本に返り、そのタイプの図の書き方や、基礎知識の整理、
時差のタイプの問題の要点と図の書き方等かなり詳細にかつ丁寧に
説明してきました。限られた時間内にこれだけの事が丁寧に出来る
のはプロ家庭教師しかいません。

100%大丈夫という訳ではありませんが、これでほぼいけるでしょう。
当日の心構えも常々言って聞かせているので、あとは「果報は寝て
待て」でしょうか。

2012.1.12    直前授業

今朝も甲陽学院中学を受験する生徒の早朝授業に行ってきました。

今回は算数の過去問でした。7割が取れたので今回も合格点です。
横でテストの時間配分の仕方、図の書き方をチェックしていましたが、
本当に上手になりました。けちを付ける点はありませんでした。こういう
レベルになるまで1年半かかりましたね、感慨深いです。

でも感心しているだけではプロ家庭教師の仕事にはなりません。本当
に難しくて手がかりがつかめない問題や、どう見てもこのやり方は間違
えていると思える時があるものです、誰にでも。そういう場合にはどうす
るか、を何度目になるか分かららないですが、今度も丁寧に説明しまし
た。これだけ算数の実力が上がり、図の書き方が上達した現在、生徒は
私の考え方に以前にも増して納得してくれました(その具体的な内容
は企業秘密でここには書けませんが)。

この方法を実践してもらえれば、私の実力を超えるのも時間の問題
でしょう。

2012.1.11    直前授業

今朝も甲陽学院中学を受験する生徒の早朝授業に行ってきました。

今回は理科の過去問をしました。7割が取れたのでこれも立派な合格点
です。ただ気になった点がひとつありました。これも前から指摘している
のですが、理科の設問の文章の読み方が不十分なときがあるのです。
灘や甲陽の先生でも理系の先生(数学、算数、理科)の中には国語力が
今一つの先生がいるのです。設問の文章の意味が分かりにくい時や意味
が二通りに解釈出来る時があるのです。これに十分注意しなければなら
ないと何度も念をおしました。

今まで勉強してきた自分を信じて、つり合いの問題だから、モーメントを
考えさせる文章だと思って解釈するとか、水溶液の問題だから、完全に
中和している段階を考えるように文章を読むとか、を自分で判断しなさいと。
君はもう十分そのぐらいの実力が付いていると指摘してきました。プロ家庭
教師として、生徒の自信を失わせないように注意しながら、入試直前の
問題点を指摘してきました。

2012.1.10    直前授業

今日の早朝も甲陽学院中学を受験する生徒の授業に行ってきました。

今回は算数の過去問をしました。この子は場合の数が苦手でなかなか
完全には正解を導くことが出来ないでいました。根気よく指導をし、
ようやく順列と組み合わせとの相違や重複順列、パームテイション、
コンビネーションも理解できました。

一度完全に理解すると、今まで苦手であったのが嘘のようにすらすら
問題を解きました。難しい場合の数の問題は一旦飛ばして、後回しに
するなどテスト全体の解き方としても完璧でした。

この例から考えても、いかに子供達に自信をつけさせるか、これが
大事であるかが分かります。子供達は自信がつくと今まで以上に
積極的に勉強してくれるようになります。生徒に自信をつけさせるよう
に指導を工夫するのがプロ家庭教師の仕事です。

2012.1.9    直前授業

早朝、甲陽学院中学を受験する生徒の授業に行ってきました。

今日は理科の過去問をしました。7割は取れたので合格点であることは
確かです。でも家庭教師の立場からはほんの少し不満がありました。
電流と磁界の問題も理解が進み基本は身に付いているのですが、
まだ完璧とは言えません。今までもフレミングの左手の法則を説明して
いるのですが、なかなか問題の中で活かせません。

確かに磁界の概念は目に見えるものではないので分かりにくいかも
しれません。しかし入試に出題される事もあります。もう一度磁界が
目に見える形に映像化された写真を確認してもらって、問題の中で
どのように左手の法則を当てはめていくのかを具体的に説明しました。

直前は出てきた不安要素を一つ一つ片づけて、少しでも自信をつけて
もらって入試に臨む事が出来るようにするのがプロ家庭教師の仕事
です。

2012.1.8    直前授業

甲陽学院中学を受験する生徒の早朝授業に行ってきました。昨日
深夜遅くまで別の生徒を指導し翌朝午前5時起き、プロ家庭教師
として一番体調の維持が苦しい時期ですが、気力とプロ意識で乗り
切ります。

算数の図の書き方は1年前、3か月前と比較しても着実に上達
しています。このままでも十分合格レベルですが、さらに上を
目指して欲しいですね。題意がある程度把握出来る問題は
図を書くのが早くなっていますし、ポイントがしっかりと図の中に
指摘されています。これは称賛に価します。

ただ題意が全く把握出来ない問題や、十分に把握出来ていない
問題の図の書き方にまだ上達の余地があるとその生徒に指摘
しました。単に自分の考えていることを書いたり、まとめたりするだけ
では足りません。採点する先生に見て頂くという事を絶えず意識
しなければなりません。図がきれいとか、字がきれいという事ではなく
見やすい図を意識できれば、図を書くのが一段と上達するでしょう。
これが中間点を1点でも多くとるポイントだと言いました。

ただこれも今までにも何度も指摘していますが、直前のこの時期に
頭に叩き込むことが重要であることを言い含めました。

2012.1.7    英検

1月22日に英検準2級を受験する中学2年生の生徒の今年最初の授業
でした。

今回はテストではなく、読解の問題の解法を徹底的に訓練しました。
単語の意味が分からないから出来ないとか、このセンテンスの意味が
分からないから正解の選択肢が導けないとか、そんな事を言っていると
高校2年生レベルの準2級のテストに中学2年生が合格する事は不可能
だと悟らせました。

本来、日本語だろうと英語だろうと本を読むというのはまず辞書を
使わないで読むものだと教えました。前後の文脈から知らない単語の
意味を推測し、文章全体のテーマなり筆者の主張から、ここの文章は
こういう意味なんだろうなと考えるのが読書であると。最近の英語の
教師は、プロ家庭教師でも英語は単語や熟語の暗記だと考えている
人の何と多いこと、嘆かわしい限りです。

とは言っても抽象的に言うだけではなかなか分からないであろうから、
問題文や設問の文章と選択肢から、具体的に且つ丁寧に1つの段落に
20分ぐらい時間をかけて、生徒が納得するまで英検の問題の解き方を
説明しました。もちろんこの1回だけで合格するほど準2級は甘いもの
ではありませんが、これを試験当日まで続けていくつもりです。

2012.1.6    SSAT & ISEE

昨日小学6年生の生徒に「SSAT & ISEE」の英語を教えてきました。
日頃私が他の生徒に教えている受験英語とはずいぶん異なっている
ので教えていて楽しかったし、刺激も受けました。

その中でアメリカ合衆国での兌換紙幣の話が出てきて生徒に対する
説明にも力が入りました。nativeの人で兌換紙幣が分かっている人は
どのぐらいいるのかな?日本人で分かっている人が非常に少数なのは
知っていますが・・・。プロ家庭教師の中でも兌換紙幣の事を知っている
人はほとんどいないでしょう、ましてそれを英語で説明できる人は10人
もいないのではないでしょうか?

そう言えば数年前灘高に合格した生徒に見せてもらった「SAT」の数学の
問題文(ハーバード受験用)の英語表現には苦労させられました。もっと
苦労したのは英語ですね、これはnativeの人でないと難しいでしょうね。

2012.1.5    直前授業

昨日の早朝、甲陽学院中の受験生を教えてきました。去年の暮の
最後の志望校判定模試でA判定を取った優秀な生徒です。しかし、
受験は何が起こるか分かりません。どんなに順調に勉強が進んだ
としてもです。最後まで気を抜かない事はもちろんのこと、入試に
対する心構えをもう一度再確認しました。

そして、理科の過去問における解き方のポイントももう一度確認しました。
甲陽学院中の理科は単なる知識を問うだけではないことを何度か指摘
しました。細かい知識があれば、もちろん正解が導きだせますが、たとえ
細かい知識がなくても基本事項から順序だてて考えていけば正解の
選択肢に辿りつける事を問題に即して、具体的に説明し直しました。
これであと6点はアップした筈だねと言うと、本人も苦笑いしていました。

こういう事が出来るようになっていたのですが、ついつい安易な方向に
流れてしまうのが人間の性ですね。これでまた、死にもの狂いになって
問題を解くんだという事を思い出してくれたでしょう。プロ家庭教師にとって
大事な事の一つは絶えず基本の確認をする事です。

2012.1.3    FAX

昨日小学6年生の生徒から宿題のFAXが届きました。去年の11月に
英検の準2級に合格している優秀な生徒ですが、中学の数学に少し
苦戦しています。苦戦しているといっても内容が理解出来ないのでは
なく、プラス、マイナスの計算に慣れていないだけですが。分かっては
いてもついつい早く計算しようととしてミスをしてしまいます。中学の
数学は私の時しかしないので無理はないのですが。計算は100%正解
になるように訓練させなければいけないので、私が少し焦っていたのかも。
プロ家庭教師失格ですね、宿題の出し方を考え直さないといけませんね。

やはり時間が少しかかるようです。1年後に海外留学するまでに
高校1年生レベルの数学を教えるつもりです。本人もやる気満々
なので頑張ってくれるでしょう。

明日も午前5時起床なので、早く明日の準備をして就寝します。

2012.1.1    新年

新年あけましておめでとうございます、プロ家庭教師の山本です。

元旦が休みなのは15年ぶりか、20年ぶりです。
しっかりと心身のリフレッシュができました。
と言ってもほとんど寝正月ですが( 笑...)。

新年を迎えて勉強を頑張っている生徒さん、頑張ろうと思っている
生徒さん、新年を迎えて何か新しい事に挑戦してみませんか?
英単語を毎日少しずつ暗記するとか、難しい計算問題を少しずつ
するとか、英文で日記を書くとか、入試問題を1題ずつ解くとか、
何でも良いのです、きっと新しい自分を見つける事ができますよ。

受験生は新しい事に挑戦しては駄目ですよ、今まで自分がやって
きた事を信じて受験日まで頑張りましょう。

私は中学受験終了まで不規則なスケジュールに耐えて受験生が
好結果を迎えることができるように受験生と共にラストスパートを
かけるつもりです。

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